2/14(日)に聞いたイベントの感想です。
こちらの記事の続きです。
※発表を聞いた上での、ぼくの感想を載せています。
※必ずしも登壇者・発表者の意見・主張ではないことご了承ください。
最初の記事でかききれなかった点を捕捉して書きます。
アジャイルマニフェストとプログラミング手法の関係
1990年ごろからプログラミング手法が登場し始め、アジャイルもその一つだったそうです。
※ 図は登壇者の説明資料を再現しています。
これ以外にもクリスタルやパターンなどの手法があって、それぞれ影響しあって今に至るそうです。
The New New Development Gameという論文があり、それに影響を受けたのがスクラム。
スクラムとアジャイルマニフェストは影響しあって今に至るそうです。
アジャイルな開発の誤解:アジャイルな開発=スクラムなのか?
アジャイルマニフェストはアジャイルな開発を行うための哲学です。
一般に広めていく過程で出版社の販売戦略において「アジャイル開発」手法として紹介されたため、アジャイルマニフェスト中には開発手法には触れられていません。
なのでアジャイルな開発とはなんぞやと思い、アジャイルマニフェストに辿り着いても何をすれば良いのかわかりませんでした。
アジャイルな開発の誤解:無限に対応・修正が必要になるのか?
アジャイルな開発では、コストも期限も基本的に動かさないので、無限に対応し続けることにはならないとのこと。
作業量が当初の100%から120%、130%と増えていくのではなく、100%の中でやることを取捨選択しましょうということ、とのことです。
アジャイルな開発では「スコープ」は可変、他は不変としているようです。
- コスト(作業量)
- スコープ(何をするか)
- 期限(リリース日)
コスト(作業量)は一定を保ち、期限も守るが、プロダクトが価値を出せるのであれはスコープは可変という考え方です。
この二つはプロダクトが継続的デリバリーを行うために不可欠であるため、不変要素としているのだと理解しました。
このため、アジャイルな開発を請負契約で行おうとするのは依頼者・受託者双方に負担になるとのことです。
以上です。